2019/03/18【ブログ】
【重要】ピッチングのコツ
こんにちは!!
福岡県の野球教室、野球塾であるジュニアバッティングスクール福岡と野球スクールLOSの代表を務めております元オリックスバファローズの前田祐二です。
今回は「野球が上手くなるコツ」シリーズの第三弾、【ピッチングのコツ】です!
早速ですがいってみましょう^^
ピッチング動画
まずは僕のプロ時代のブルペン練習動画をご覧ください。
音は消してあります。
キャンプ中のブルペン投球映像を宿泊先のホテルで撮ったものなので、ちょっと見にくいかもしれませんがまずはご覧になってみてください。
この後に、画像を使ってひとつずつ説明していきます。
この時はかなり体も仕上がってましたので良いバランスで投げれていると思います。
それではひとつずつ見ていきましょう!
バランス(足を上げたとき)
ピッチングで一番大事といっても過言ではない最初の動作、足を上げたときの話です。
まずは画像を見てください。
僕は少し体をひねるのでこの角度からだと分かりにくいかもしれません。
この時に僕が意識していたことは軸足にしっかりと力が入りぶれないことと常に同じ動作をすることです。
もう少し詳しく言うと、軸足がぶれることがないように、軸足のほうのお尻と足の親指側に力を入れてグラグラしないようにしましょう。
「バランス」を大事にしてくださいね^^
体重移動
足を上げきったら次は体重移動に入っていきます。
まずは画像をご覧ください。

しっかりとお尻から 体重移動をするよう にしましょう

お尻から降りていくことで開きが早くなるのを抑えて力を最大限指先に加えられます
体重移動は必ずお尻からすることを心がけてください。
さっきから「お尻」連呼してますけどそれだけ大事ってことです^^
踏み込み足のつま先がすぐに前を向いて、膝がパカっと割れないように注意してくださいね。

これくらい開きを我慢出来たらオッケーです
グローブの引き、からの、肘上げ
上の画像からになりますが、グローブを引いてきたら投げるほうの肘を上げてきましょう。
そうすることで腕が遅れて開いてしまったり、ボールが抜けることがなくなってきます。
肘が上がってくるのが遅すぎると、砲丸投げのようにボールを押し出してしまうので、上手くボールに回転がかからず、俗に言う「棒球」になってしまいます。
胸を張れ、そして、しならせろ
次は小中学生の子たちが一番苦手とするところです。
筋肉がないっていうのも一つの原因ですが、投げ急いでしまうことと、下半身に上手く体重が乗っていないので胸を張る動作がそもそもできないということが挙げられます。

腕が隠れて見にくいですがここから腕がしなっていきます。そして同時に胸を張っていきます。

しなっているのがわかりますでしょうか?これでもまだまだですよ・・・。
腕に注目してもらっていましたが、ちょっと戻ってもらって、下半身も、特に踏み込み足の位置を見てください。
全然動いてないと思いますが、これは足の内側にしっかり力が入って、股関節に体重が乗っているからです。
ここも重要ですよ^^

腕がフェンスとかぶって見にくいですね。すいません。。。
リリースからフィニッシュまで
それではリリース(ボールを離すこと)からフィニッシュまでを一気に見ていきましょう^^
リリースポイントは前がいい、って聞いたことあると思いますが、ただ前で離したらいいってことじゃありません。
というか全力のピッチングフォームの中で、前で離そうとしたら下半身がしっかりしていないとまずできません。
下半身がしっかりするとは鍛えたらいいってことではなく、上手く使えているかどうかです。

リリースの瞬間です。頭よりも前で離しているので、離す瞬間は自分の目で見ることができます。
僕はリリースを目で見る癖があったので、どこで離しているかよくわかりましたがこの動作は良いのか悪いのかわかりません。笑
自分の中の目安として試してみるのはいいかもしれませんね^^
ここで質問ですが、この僕のリリースの時の画像で悪いところがありますがわかりますか??
顔
じゃないですよ?笑
正解は、膝です。
外に少し割れてしまっていますので、これがグッと耐えれていればもっといい球を投げられたと思います。
腕はリリースポイントから同じ方向に振っていきましょう!!
ここでさらに膝が割れてしまいます!
踏み込み足も少し外側に体重がかかって親指側が浮いてしまっていますね。
自分の投げる力に足が耐えれていないので、もっと鍛えないといけません。笑
これで最後です。
フィニッシュはここくらいまでいってもらって構いません!!
しっかりと踏み込み足に力が入っていれば軸足は勝手にここまで上がってくるはずです。
こんな投げ方をしたことがない、って選手は一度ここまでなるように全力で腕を振ってみましょう^^
限界を超えることができるかもしれませんよ!
まとめ
ピッチングのコツに関してはこの他にもまだまだありますが、それは個人個人違ってきます。
ここでお伝えしたものは全員に共通のコツで、それ以外は個人で違ってくることなのでここでは言いません。
これを参考に今の自分よりも上のランクのピッチャーになってくださいね^^
では最後に上で学んだことを思い出しながらもう一度スロー映像を見てください。
それでは失礼します。