JBS FUKUOKA JUNIOR BATTING SCHOOL

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2019/01/05【ブログ】

野球が上手くなるメカニズム(これを理解すれば手っ取り早く上手くなれる)

こんにちは!!

福岡県の野球教室(バッティング・ピッチング)のジュニアバッティングスクール福岡とLOS Baseball Schoolの代表を務めております元オリックスバファローズ投手の前田祐二です。

あけましておめでとうございます。

本年も何か少しでもお力になれるように指導できればと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、今はトレーニング期間で、野球をしている選手はしんどい思いをしていますよね?

そのトレーニングについて今日は書いていきます。

まずは筋トレ・ランニングなどのフィジカルトレーニングと打ち方・投げ方などの技術トレーニングについて、一方だけやってもダメだということを説明していきますね。

【フィジカルトレーニングと技術トレーニングはなぜ必要か?】

野球だけに限らず、すべてのスポーツには筋力がないとできない技術や運動的メカニズムがあるためです。

例えば、ピッチャーなんかは、内転筋というふとももの内側の筋肉が重要な役割をするのですが、そこの筋量がないと投球のパワーに耐えられずに、フッと体が浮いてしまって、ボールに力が上手く伝わらなかったりします。

簡単に言うと

「こういう動きをしたいと思っても、筋力不足でその動きができないこともある。」

ということです。

かといって、筋力だけをつければ上手くなるなんてことはありません。

野球が上手くなるためにフィジカルトレーニングが必要ということです。

言い換えれば、筋力UPすることで野球が上手くなるためのポテンシャル(潜在能力)を増やす準備をする、ということです。

 

そして次に、そのトレーニングで筋力UPしたことで野球が上手くなるために増やしたポテンシャルを役立てないといけません。

ポテンシャルが増えたとしても実際に使い物にするためには、頭を使って考えながら野球の練習を行うことが大事になってきます。

ちょっと難しいですか??

例えば、小さめのコップに水が満タンに入っているとします。

このコップの大きさがポテンシャルで、水の量が技術力としますね。

これがフィジカルトレーニングをすると、コップの大きさが一回り大きくなります。

で、水を移し替えたとしても、水の量(技術力)は変わりませんよね?

なんなら、移し替えすときに少しこぼれて減ってしまうかもしれません。(これは後でお話します)

せっかくコップが大きくなったんだから、その大きさまで水を満タンにしようよ、っていうのが、頭をつかって考えながら技術練習することです。

 

結論としては、トレーニングをしたからといって野球は上手くなりませんし、技術力だけを磨いたとしても限界があるということなので、野球が上手くなるためにはフィジカルトレーニングと技術練習は2つで1つということがわかっていただけたかと思います。

【筋トレだけをしてしまうと、総合的にパフォーマンスが落ちる?】

次になんとも恐ろしい話をしますね。

さきほどのコップの水(技術力)を移し替えるときにこぼれてしまう、という話につながるのですが、実は筋トレをしたらパフォーマンスが落ちてしまう選手がいる、ということをご存知ですか??

一生懸命フィジカルトレーニングをしたのに下手になる、なんて最悪ですよね。

これの証明をした実験を一つ簡単にご紹介します。

 

垂直飛びの数値を実験したものです。

①まずコンピューター上で、垂直飛びのモデルを作ります。

(足にある大きな筋肉を何個かチョイスして作っています。)

②まずその作ったモデルが一番高く飛べる筋量と、一番高く飛べる動作を決定します。

③次に筋量だけを5%・10%・20%と増やして、数値ごとにどれだけ飛んだかを計測しました。

 

これ普通ならめっちゃ飛べるようになったって思いますよね?

僕もそう思っていました。笑

実験結果はこんな感じです。

Ⓐ一部の筋肉の筋量を増やして測定した場合、すべての数値において飛んだ高さはDOWNしました。

Ⓑ全ての筋肉の筋量を増やして測定した場合、Ⓐの結果よりも飛んだ高さはDOWNしました。

 

「えーーー!?じゃあ筋トレってあかんやん。」

 

ってなりますよね??

でもちょっと待ってください。

上の実験では筋量は増やしましたが、飛ぶ動作を変えていません。

実は、筋量を増やして、垂直飛びの動作も最適にすると、

Ⓐ一部の筋肉の筋量を増やして測定した場合、すべての数値において飛んだ高さはUPしました。

Ⓑ全ての筋肉の筋量を増やして測定した場合、Ⓐの結果よりも飛んだ高さはUPしました。

 

結論としては、

筋力だけを上げても頭を使わずにやり方(技術)を変えない場合はパフォーマンスは下がるが、必要な動作を最適化させた場合はフィジカルトレーニングしたほうがパフォーマンスは上がる。

となります。

で、この必要な動作を最適化させる役割を担うのが監督・コーチです。

この事実を知らない監督・コーチは、おそらくとりあえず走らせて終わり、筋トレさせて終わり、という練習方法をとっているでしょう。

そういうコーチのもとで練習している友だちがいたら、このことを教えてあげてください。

【まとめ】

・トレーニングによって筋力が向上しても、それに伴い技術力や新しく増えた筋肉を取り入れた最適な動きを調節できなければ、パフォーマンスは向上するどころか下がってしまう可能性がある。

・技術力や新しく増えた筋肉を取り入れた最適な動きを練習等で習得することができれば、トレーニングによる筋力の向上に伴い、パフォーマンスも向上させることが可能。

・一部の筋肉だけをトレーニングするよりも、すべての筋肉をトレーニングしたほうが、パフォーマンス向上のポテンシャル(潜在能力)をUPさせることができる。

 

となりますが、小学生においては、技術力もコップ満タンはありませんので、筋肉を増やす、ということをしなくてもいいです。

勝手に筋力は増えていくので。

この話は中高大学生においてかなり重要になってくるとおもいますが、頭も使わずにただ野球をやってますっていう選手は、厳しい言い方かもしれませんが例え打てなくても、それは当たり前の結果なので悔しがる必要はないですよ。

でも、こういうことを知らなくてガムシャラに練習している子は、悔しがってください。

そして練習メニュー1つ1つの理由を考えて練習してみてください。

こういう事実があるんだ、ということを知っておいて損はないのでこれからの自分、またはお子様に役立ててくれたらと思います。

それでは今回はこのあたりで失礼します。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

PS1

中学生になるタイミングでJBSを辞めてしまう人が多いですが、辞めてからもこのブログは読んで役立ててもらえればとおもいます。

読んだから上手くなる、ということはないですが、知識を増やして練習すれば上手くなれる確率は上がります。

ただ一人で考えて練習するということはなかなか難しいと思いますので、そのあたりは工夫して頑張ってみてください。

 

PS2

中学生まで真剣にJBS福岡に通ってくれている選手は、やはり名前の知れた高校に野球で進学したりしています。

それはJBS福岡に通い続けたおかげ、ではなく、その選手が野球に対して真剣に向き合った結果なのですが、野球が上手くなりたいという気持ちが強くなるのが中学生からのほうが強いので、中学生の生徒たちは軒並み結果を残しているということなのかなと考えています。

さらに日々新しい技術などをJBS福岡のコーチ陣から教えられることで、さっきのコップの話でいうところの、水の量(技術力)が満タンに近づいているんではないかと思います。

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