2018/10/14【ブログ】
こんにちは!!
福岡県の野球教室であるジュニアバッティングスクール福岡と野球学校のLOS Baseball Schoolで代表をしております元オリックスバファローズの前田祐二です。
ひとつ前のブログ内(「7つの習慣」~のブログ)でアンケートを実施させていただきましたが、さっそく上手くなりたい気持ちが強い人たちから続々と質問が届いています。
協力していただきありがとうございます。
直に質問できる機会はあまりないと思いますので、こういう時にこそ質問していただければ、自分のためにもなると思いますのでなんでもいいのでお気軽に質問してくださいね。
それではさっそく質問の回答に入らせていただきます。
Q1、打球の飛距離を伸ばすためにはどうすればいいか?
Q2、小学生の時に体づくりをするべきか?筋トレやプロテインを飲むことはどうなのか
Q3、小学生の時に最優先で頑張ることは何か?
どれもとても良い質問ですよね。
順番にお答えしていきます。
※今から回答していきますが、これはあくまで僕個人の見解と知り合いのトレーニングコーチや医者などの助言を参考に答えていきますので、これがすべてではないということをまずご理解ください。
Q1、打球の飛距離を伸ばすためにはどうすればいいか?
一般的に筋トレなどをして力をつければ飛距離は伸びると思いますが、飛距離を伸ばすための方法はいくらでもあります。
飛距離を伸ばすための大まかな方法は下記のものです。
1・バッティングフォームの修正
2・ウエイトトレーニング
3・体幹トレーニング(ダッシュ含む)
バッティングフォームの修正でなぜ飛距離が伸びるのかというと、インパクト(バットとボールが当たるとき)のときに全ての力を伝えることができるようになるからと、インパクトの後のフォロースルーが正しい方向に大きくなればなるほど飛距離は伸びるからです。
・A踏み込みの強さ
・B下半身上半身の回旋のタイミング
・Cリストの強さ
・D飛ばす方向へのフォロースルーの大きさ
・E押し込みの強さ
この5つが良くなればなるほど飛距離は勝手に伸びます。
ですがこれは時間がかかるし選手によっては難しいと感じるかもしれません。
じゃあ力つければ飛距離伸びるやんってことで筋トレ(2・ウエイトトレーニング)という答えに行きつく人が多いみたいですが、これは小中学生のうちはお勧めしません。
ですが否定するつもりはありませんし、おそらく筋トレしてる選手は結果もついてきているとは思います。
僕がおすすめしない理由としては、技術がついてこないから、と、将来的に心配だから、です。
筋トレする→飛ぶようになる→満足→さらに筋トレする
というように技術をつけることを怠ってしまうからで、これを続けてしまうと間違いなく高校になると通用しません。
今の高校生も技術が伴っていない子が多いのが現状です。
これは指導者が悪いんですけどね。
話を戻しますと、小中学生のうちは筋トレするより技術練習に時間を割いたほうが、自分の将来のためにはプラスだと思います。
別に今を人生のピークにしたいというなら話は別ですが、小学生でピークを迎えたら早すぎませんか?笑
また、重いもの(バーベルなど)を体ができていない成長期のときに持って筋トレしてると背が伸びないなどの弊害もあるみたい(トレーニングコーチや医者も言ってました)なので、気を付けてください。
そこで、1番おすすめするのが3番目の体幹トレーニングです!!
腹筋や背筋は小中学生のうちはしても大丈夫です。
これは僕自身が証明していること(中学1年のときからほぼ毎日何百回としてきたが今身長180センチ以上ある)なので背が伸びないというようなことはないと思います。
体幹が強くなると体のブレが少なくなってスイングが安定してインパクトに無駄なく力をくわえることができますので飛距離はのびます。
スイングしたときやスイングした後にフラフラしてしまう子は体幹が弱いか使えていない選手ですので、自分はそうかもと思うなら、過去のブログで体幹の方法などを喋っていますので見てください。
Q2・小学生の時に体づくりをするべきか?筋トレやプロテインを飲むことはどうなのか?
小学生のときに野球に真剣に取り組めば取り組むほどこういう疑問がでてきますよね?
答えから言うと、体づくりもしなくていいと思いますし、プロテインも飲まなくていいと思います。
筋トレをしなくてもいい理由は最初の質問の中でお答えした通りで、プロテインについては、しっかりと栄養バランスを考えた食事をするほうがよっぽどいいと思うからです。
プロテインを飲むという作業は結構苦痛に感じることが多いので、楽しく食事をすることのほうがストレスもなく胃もどんどん大きくなっていくので、将来的にみてもいいと思います。
体づくりについては、昼休みなどにサッカーやバスケットボール、ドッジボールや竹馬、うんてい、縄跳び、鉄棒、野球、などの色んなスポーツをすることが大事だと考えています。
こういう色んなスポーツを経験すると、運動神経が刺激されて運動センスの良い選手に育つからです。
なのでわざわざ体づくりを目的にしなくてもいいと思いますよ。
とは言いつつも、今の小学生はあまり外で遊ばなくなっているので、昼休みに遊んどけばいいよっていうのが通用しないかもしれませんね。
その場合は、家の中でストレッチや逆立ちなど体操系の遊びをさせるといいとおもいます。
家が無理ならスポッチャとかに行って色んな遊びをさせるのもいいですね。
逆立ちとかは危ないので周りややる場所に注意してやってくださいね。笑
結論としては、体づくりをしなくても勝手に成長するし、筋トレやプロテインを飲むなどもしなくていいです。
体幹はしても損はないし、むしろプラスのことしかないので週2・3から始めてみるのもいいと思います。
Q3・小学生のときに最優先で頑張ることは何か?
これは非常に難しいけど、ものすごく良い質問ですね。
僕の独断と偏見で答えさせてもらうと、
「あいさつをしっかりして野球を楽しく全力でやって、上手くなりたいなら練習すること」
だと思います。
最優先って聞かれてるのに3つくらい入っちゃってますけど。笑
小学生の時に野球を通じてわかってもらいたいことは、
1・挨拶の大切さ
2・練習すればうまくなる、練習しないから上手くならない
3・野球は楽しい
この3つです。
ニュアンスが少し難しいですが、技術的なことは別に頑張らなくてもいいです。
練習をしなくていいわけではありませんよ。
上手くなりたいなら練習すればいいし、練習しないならそれはそれで自分にマイナスの結果として返ってくるだけですから、それを伝えてあげればいいんじゃないかと思います。
たまーにですけど、バッティングスクールに通っている子の中でも、上手くなろうと努力してきてないのに「なんで良くならないんですか?」って保護者のかたに聞かれるんですけど、答えは出てますよね?笑
練習してくる子とそうじゃない子はすぐにわかるので。
1週間に1度だけ、しかも1時間やっただけでは上手くならないのは当たり前です。
僕は神様じゃないので、上手くなるきっかけと道は示してあげられますが、いきなり全てを上手くすることは不可能です。
練習しないと上手くならないよ、でも練習すれば上手くなるしもっと野球が楽しくなるよってことを僕たち指導者も言いますが、保護者のかたからも言っていただきたいですね。
7つの習慣のところでも言いましたが、自分が変われば世界が変わる、ので1度野球に本当に真剣に向き合ってみるのもいいとおもいます。
話がだいぶそれてしまいましたが、上記にあげた3つが出来ていれば、将来の野球の道は開かれていくと思いますので、紙に書いて勉強机や子ども部屋の壁などに貼り付けておけばいいと思います。
あと、将来の夢を紙に書いて見えるところに貼っていれば目標を達成する確率が上がるので、これはやっててください!!
僕も自分の勉強部屋の壁に貼っていました。
「ブライアント選手みたいにプロ野球選手になる」
って。
外国人にはどう頑張ってもなれなかった!笑
(ブライアント選手は近鉄の最強の助っ人外国人選手です。)
紙に書いて見えるところに貼っておくと目標達成の確率が上がることはハーバード大学の実験結果でも実証されています。
これで3つの質問の回答は終わります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
PS1
この質問をくれたIさんありがとうございました。
わかるように名前まで書いていただいて回答にも熱がはいりました。笑
PS2
こういう質問に直接回答したりするので、JBS福岡のLINE@にまだ登録していない方は下記の緑色のボタンをクリックしていただければ登録できますので是非しておいてください。
これから更新頻度も上がっていくと思いますので。
PS3
ピッチングスクールについて情報の共有をいたします。
これから不定期でですが、福岡市内でもピッチング指導を行っていこうと思っています。
スクールという継続した形では無理かもしれませんが。
詳細など決まり次第ご連絡しますので、ホームページをチェックしておいてください。
PS4
簡単なアンケートにご協力ください。
このブログを読んでくださっているみなさんはどういうことを知りたいんだろうとおもいアンケートを実施することにしました。
このアンケートは個人情報などは一切記入しなくてもいいし、アンケートに回答したからといってスパムメールがくることもありません。
アンケートに協力していただければ、その回答をブログに書いていきますので、ご協力お願いいたします。